名探偵コナン映画の歴代監督&脚本家!最強タッグは誰だ?

コナン映画ポスター

毎年恒例となっているアニメ映画「名探偵コナン」。

去年は世の中の情勢を加味して公開延期されましたが、遂に2021年4月より最新作「緋色の弾丸」が公開されますね!

そんなコナン映画ですが、これまで23作品が公開されており、監督や脚本家の組み合わせによって大きくテイストが異なっています。

今回はそれぞれの監督や脚本家の特徴を解説しながら、最強タッグはどの組み合わせなのかを独断と偏見で決めたいと思います。

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目次

名探偵コナン映画の面白さとは?

まず、コナン映画にそこまで詳しくないという方にもコナン映画の魅力をお伝えしたいと思います。

コナンは連載ものではありますが、映画は単発で入場した場合でもそれなりに楽しめる作品となっています。

それはミステリー×アクションという性質上、「犯人は誰だ?」という先が気にあるストーリー構成と、ハラハラドキドキできるアクションによって、万人受けしやすいという理由から。

ただし、ミステリーに興味がなかったり、アクションに興味がないというユーザーには刺さりにくいかもしれません。

また、ここ最近はキャラクターにフォーカスした作品色が強くなり、それなりにキャラクターを把握しているほうが楽しみやすくなっています。

とはいえ、連載は追っていなくても、子供の頃に見ていてその当時のキャラクターが活躍する映画であれば十分楽しめるでしょう。

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コナン映画は監督と脚本家で内容が大きく変わる

そして本題です。

このコナン映画ですが監督と脚本家の組み合わせで物語の構成や演出が大きく変わります!

これまで数多の論争が繰り広げられてきたのも事実です。

そこで、各監督と脚本家の特徴を解説したいと思います。

こだま兼嗣×古内一成

コナンマニアの間ではまさに絶対正義と言われている組み合わせです。

こだま監督の特徴はミステリーとアクションのバランスが非常に良いことが挙げられます。

また、ストーリーの軸が世界史や日本史、それに関連する建造物などであるケースと、ひとつのキーフレーズに沿って展開していく作品が多いです。

前者は「世紀末の魔術師」のラスプーチンや「迷宮の十字路」の京都の歴史、後者は「14番目のターゲット」のトランプや「瞳の中の暗殺者」の記憶喪失だったり。

こだま兼嗣×古内一成の映画は約100分ながら濃密な内容を描くことに定評があります。

また、初期コナンでは当たり前である殺人事件が物語の大半を占め、大人顔負けのミステリーが展開されていきます。

まさにこれぞコナン映画と呼べる作品はこの2人以外考えられません。

こだま兼嗣×野沢尚

こだま監督が唯一脚本家を古内一成から変えた作品が「ベイカー街の亡霊」です。

今は亡き野沢尚が脚本を務めていますが、こだま作品であるため歴史をベースに展開されます。

ただし、当時はまだ珍しいバーチャル世界でコナンが謎解きをするという斬新さは野沢尚だからこそ生まれた発想である気がします。

殺人事件もありますが、どちらかというとアクション寄りになっている作品であり、好き嫌いも分かれる作品となっています。

ただ、ファンからの人気は根強く常にランキング上位に位置する作品を生んだという意味では、もっと違う作品も見たかった組み合わせです。

山本泰一郎×古内一成

こだま監督から映画監督を引き継いだのが山本泰一郎です。

コナンのキャラクターを最も熟知していると言われており、キャラクターの発言や行動などに一貫性を持たせることも得意です。

そんな彼の作品の特徴はキャラクターにスポットをあてた作品が多いこと。そして風呂敷を広げすぎないこと(笑)

監督に携わった当初は「銀翼の奇術師」で飛行機、「水平線上の陰謀」で船と、これまでに比べて狭い舞台での物語が中心に描かれていました。

その影響で当時はコナンの映画が物足りなくなったと感じたファンも多く、調べてみたら監督が変わっていたと気づいた人も多いです。(自分もそうです)

その分だけキャラクターを魅力的に描くことにはこだわりが強く、それがファンの心を掴んでいるともいえます。

とくに僕は「水平線上の陰謀」で毛利小五郎が久しぶりにカッコ良く描かれており、なかなか気に入っています。

他にも「銀翼の奇術師」では怪盗キッド、「漆黒の追跡者」では黒の組織にフォーカスして、キャラクターの魅力を最大限に引き出しています。

ただし「漆黒の追跡者」は予告が夢オチだったり、犯人の動機がクズすぎて善人が殺されていくと、ちょっとイラッとしました。

古内一成が携わった作品はミステリー要素を含んでいるので、一定の面白さは十分にありますが、こだま監督には敵わない気がしますね。

山本泰一郎×柏原寛司

コナンの記念すべき10作目「探偵たちの鎮魂歌」と、記念作品終わったから手を抜いたのかと思われるほどの駄作「紺碧の棺」の組み合わせがこのタッグです。

前者はお祭り作品に近く、数多くのキャラクターの登場が魅力の作品。後者は蘭&園子にフォーカスした作品でした。

いきなりコナンに抜擢されてキャラクターをあそこまで出し切った「探偵たちの鎮魂歌」は頑張ったと言えるかもしれません。

ただ、「紺碧の棺」はなんでああなった。。TVスペシャルでいいような物語であるというのが正直な感想です。。。

ただこれは山本泰一郎との相性が悪かった気もします。

柏原寛司はルパン三世にも携わっており、「ヘミングウェイ・ペーパーの謎」や「アルカトラズコネクション」などは良い出来なので。

多くを語るのはやめておきます。

静野孔文×古内一成

名探偵コナン映画の15作品目から監督に就任した静野孔文。

コナンをぶっちぎりのアクション映画にした立役者(黒幕)と言える存在です。

そんな彼の最大の特徴はスピード感あふれる演出ではないでしょうか。

「沈黙の15分」では電車での冒頭シーンがすごいと当時話題となっていました。

古内一成とタッグを組むことで最低限のミステリー要素は抑えており、中でも「異次元の狙撃手」はファンの中でも評価が高い作品です。

当時はまだ沖矢昴の正体が原作でも明かされなかったのに対し、映画でネタバレするという手法も静野孔文作品からですね!

静野孔文×櫻井武晴

アクション大好きな静野孔文がやたらとタッグを組んでいるのが脚本家の櫻井武晴です。

櫻井武晴はコナン映画を相棒化させた立役者(黒幕)で有名でしょう。

相棒や科捜研の女などで脚本を書いていた人がコナン映画に携わるということで当時は盛り上がったものです。

蓋を開けてみたら一発目からイージス艦で物語を展開させていて、誰向けの作品だよって突っ込んでしまいました。

ただ櫻井武晴はミステリーをしっかりと書きたいという姿勢はあるので、静野監督が「業火の向日葵」をアクション映画にしたことに苦言を呈しています。

原案は殺人事件も起きる予定でしたが、そこをバッサリカットされたのだそうです。

ただ、どう考えても尺に収まらない作品を書いてきた櫻井氏にも責任はあるでしょう。

そんな合うか合わないタッグですが、ひとつ面白い!といえる作品があります。

記念すべき20作品目の「純黒の悪夢」です。

こちらは黒の組織が物語のキーになっています。

原作でも黒の組織に関連する話は殺人事件が起きにくいこと、どちらかというとアクション主体で進みやすいこと。

これが静野孔文とアクションと相性が良く、櫻井武晴の重厚な刑事ドラマ要素とも何故かうまくマッチしていい味出してます!

静野孔文×大倉崇裕

21作目の「から紅の恋文」から加わった大倉崇裕。

静野孔文のアクションばかりの作品にミステリー要素をうまく取り入れた稀有な脚本家です。

なんでも原作の青山剛昌がドラマを見ていて脚本家が気になり、オファーを出したという噂もあります。

立て続けに殺人事件が起こらなかったコナン映画にちゃんと死人を出してくれました!

静野孔文だけでなく、他の監督ともうまく融合したら大倉崇裕の作品は面白くなるかもしれません。

立川譲×櫻井武晴

名探偵コナンの映画では安室の人気を絶対的なものにした「ゼロの執行人」と最新作の「黒鉄の魚影」の監督である立川譲。

まだ若い監督でありコナン映画も2本であるためイマイチ特徴をつかめません。

ただ言えるのは静野監督よりもアクションの質が高く、キャラクターがどのような動きをしているのかを把握しやすいこと。

静野監督はアクションを取り入れまくったわりには、何をしているのか不明な部分がありました。

立川監督の作品にはそれがありません。

歴代屈指の人キャラクターである安室透の作品「ゼロの執行人」を任せてもらえたのも大きいでしょう。歴史的売上をつくりましたからね。

櫻井武晴氏が警察庁、警視庁、検察庁など子供がわかるはずもない専門的知識を取り入れて物語を展開したのは少し残念でした。

また、「黒鉄の魚影」は灰原が攫われてからは面白いのですが、それまでの「舞台をつくっていますよ」感がマイナスポイントなので、このあたりも監督がコントロールできると良かったですね。

キミがいればを歌詞ありで尚且つ2番の歌詞を流したのは、灰原の雰囲気にマッチしていて個人的にはグッジョブでした。

永岡智佳×大倉崇裕

はい、早くも立川監督が去りコナン映画初の女性監督が誕生しました。

そしてタッグを組んだのは大倉崇裕ということで観賞するときはその未知数な感じに期待したものです。

結果は、、、歴代の監督を寄せ集めて薄く伸ばしたような。。あまり特徴らしいものがないなという感じです。

ただ大倉崇裕はやっぱりコナンに合うかもしれませんね。殺人事件がちゃんと起きる!(笑)

永岡智佳×櫻井武晴

そして待望の2年ぶりの映画「緋色の弾丸」は永岡智佳×櫻井武晴です!

(´・ω・`)

薄っぺらい相棒にならないことを望んでいましたが、、

緋色の弾丸は良くも悪くも櫻井色の強い作品でした。

そして永岡さんの作品はやはりどうにも味がない、、

派手さはあるもののリニアモーターカーを舞台にしたせいでスケールが小さいのは予想通り。

また、羽田秀吉の使い方も「結局そんな感じか〜」と誰もが予想できる範囲の行動レベル。

せっかく初登場なのだからもう少し見せ場をうまく作れなかったのかと思いますね。

満仲勧×大倉崇裕

満を持して登場の警察学校組と高木&佐藤のカップルがメインに置かれた作品です。

満仲監督はハイキューのアニメをメインで担当していますが、以前から偽名でコナンチームにも所属していたそうです。

どの作品に参加していたのかは不明。

そして個人的にはけっこう大きく変わったな〜という印象です。

まずオープニングがガラッと変わりましたね。

これまではタイトルクレジットが大きく表示されてからの「オレは高校生探偵工藤新一〜」と始まるのがお約束だったのですが、

今回は最後にタイトルが表示されるようになりました。

個人的には昔のほうが好きだなと、、

参考までにショートバージョンの動画を掲載しておきます。

ただ、作品自体は非常に良い出来でした。

殺人事件も起きるし(爆弾というのがちょっと微妙だけど)、ミステリー要素も今回はけっこう多め。

こだま作品時代の広げた風呂敷をしっかりと畳んでくる王道のストーリー展開はいいですね。

ハロウィンの花嫁はメインで扱うキャラクターが多く、脚本を書く際に大変だったと大倉さんがインタビューで答えていましたね。

当初は高木&佐藤メインでいきますという話から、原作の青山さんが警察学校組も出してくれとお願いしたそうです。

とくに原作でも出番が少ない萩原や伊達のキャラクターを描くのが大変だったみたいですが、この映画の企画が立ち上がった際に、警察学校編のスピンオフ連載の話も出て、参考にできる点が増えたといいます。

大人気の安室もメインキャラではありますが、出しゃばりすぎず作品に派手さを添えるキーマン的立ち位置で、スクリーンに映っている時間があまり多くありません。

監督の手腕によるものなのか、各キャラクターの配分が見事だなと感じる作品でした。

ぜひ今後もこのタッグは見たいですね!

あと、キミがいればを歌付きで流したのは最高。わかってる!

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最強タッグはこだま監督×古内一成

最新作のハロウィンの花嫁が良い出来だったので今後変わるかもしれませんが、現状は初代タッグを超えるのはなかなか厳しいですね。

僕としては満仲監督×古内一成のタッグで1作品見てみたかったな〜という印象です。

近年のコナン作品はキャラクターに焦点を当てていますが、来年は黒ずくめの組織です。

6年ぶりになりますね。

この作品も監督と脚本家の組み合わせで大きくストーリー性が変わると思います。

ぜひ見比べれて自身のお気に入り作品を探してみてください!

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